ヨーロッパの有名な建築を見て回っているという若者が、「パリでは、ここに行きます」と差し出したその地図には、「オスカー・ニーマイヤー」 としっかり書かれていた。 ここには、彼の手による、フランス共産党本部ビルがある。 彼自身が共産党員で、1960年頃から、祖国ブラジルでの、強烈な左翼的思想が毛嫌いされ、設計活動を禁止され、フランスに亡命している。 このビルはその当時の作品。
ブラジルの新都市ブラジリアの設計は圧巻であり、完璧はユートピアデザインである。 確かに外観は立派なのだが、思うにその箱に入る人間はそこまで完璧ではなかったのではないか? 左にも右にも偏りすぎるとシステムが優先されすぎて、人間がはみ出してしまうのだろうと思う。

Leave a Reply

Your email address will not be published.